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殿様が 月見に使う 櫓かな 


 殿様が 月見に使う 櫓かな
<桃太郎>「月見櫓で月見をしとったんじゃろうか?」

<爺さま>「この三の丸北西隅のやぐらー二代藩主じゃった池田忠雄によって、元和から寛永年間(一六一五〜一六四四)にかけて建てられたんじゃ。二重二階建てで、一部に地階もあるんじゃけえ。二階は東と南にだけ手摺と、腰高障子を設けて開放的な座敷風に作られとってのう。めでる月はこの方角にしか出んことを考げえたら、月見櫓じゃあ月見をしとったんじゃろう。シルエットの烏城天守に出た月もまたおつなもんじゃろうて。この櫓は国指定重要文化財にもなっとんじゃ。」