

| <桃太郎>「岡山にも横綱がいたたあ知らんかった!」
<爺さま>「岡山市出身の常ノ花寛市ゃー大正十三(一九二四)年に、県出身力士としちゃあ初めて第三十一代横綱になったんじゃ。力士とゆうなあ、でえれえ根性が必要なスポーツで、有力力士のてえてえが東北や北海道、また南は鹿児島や奄美出身者が多いのも、色々な面で厳しい環境をバネにしとるからじゃ。岡山のようなおだやかなところの横綱はまれなんじゃあ。せえのに常ノ花ぁー幕内在位三十四場所で、幕内通算成績ゃー二百二十一勝五十八敗十四分の好成績で、じょうじゅう優勝し、そのけえすうは実に十回もあったんじゃ。相撲協会の理事長も長ごう務めて、今の大相撲隆盛の基礎を築いたんじゃ。他に県出身力士として活躍した力士にゃあ常ノ山、鷲羽山がおるけえど、どっちも出羽海部屋じゃ。」 |