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  念仏で 人を救いし 法然房



 念仏で 人を救いし 法然房
<桃太郎>「武士の子がどうして坊さんになったんでえ?」

<爺さま>「法然は九つの時にのう、稲岡庄 の明石定明 の夜打ちにおうて眼前で、てておやが殺されるちゅうごっつうかえーそうな目におうたんじゃ。このときゃごうがわいたこっちゃろう、じゃがこの時から奈義の高円菩提寺、せえから比叡山で修行 したんじゃ。せーで父の仇打ちをすることじゃあ永遠に、憎しみは繰り返されるだけじゃと悟って、すべて仏心で臨んで、鎌倉新仏教 の一つである浄土宗 の開祖となったんじゃ。誕生寺ゃー法然の弟子である熊谷直実が、仰ぐ師のために法然上人 が誕生したところ、つまりおっとうやおっかあの旧館を寺院に改め建てたもんじゃ。」