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  天下には こんな奇祭も 護法祭



 天下には こんな奇祭も 護法祭
<桃太郎>「真っ暗闇のカラスの祭りでいってえ何がおこるんじゃ?」

<爺さま>「護法せえ(祭)は日本でも久米南町、旭町 、中央町 一帯だけしか無え珍しい祭りでのう、「護法実」と呼ばれとるこの祭りのヒーローは、一週間水垢離精進潔斎して、いよいよ神事の後に神憑りの状態になり、とうとうカラスになり切ってしまうんじゃ。そっからさきゃー真っ暗闇の境内のなかー、石段を身軽に駆け上がったり、駆け下りたり、ぼっけえいきえい(勢い)で燃えさかっとる火の上を飛んだり、とにかく全く疲れることのうでえれえスピードで、獲物を探して走り回るんじゃ。しゃあけど決してけっぱんずくこたあねえ。汚れた心を持っとるとカラスになった護法実に捕まって、そのままじゃ遂にゃあ死ぬといわれとるがな。せえじゃあけえ恐さ半分、見たさ半分でこの祭りに近隣から大勢詰めかけて来るんじゃ。」