前へ目次 次へ





  朝霧の 上に顔出す 松山城



 朝霧の 上に顔出す 松山城
<桃太郎>「日本一高けえ城が松山城たあ、でえれえなあ!」

<爺さま>「標高 四百八十メートルの臥牛山のてっぺんにある備中松山城は、全国で最も高ぇーとこれぇ位置するだけじゃのうて、中世から近世までおおかた同じとこれえ位置し続けてとるえっと貴重 な城じゃ。せえにこの臥牛山ちゅうなあ、全国でも有数な昆虫 や植物の種類の多さを誇っとる所としても有名なんじゃ。昆虫は百五十八科千六百九十五種類、植物は百三十三科九百二十七種じゃ。殆 ど人の手が加わっとらん自然のまま(七十八パーセントが天然林)じゃ。餌付けされとった天然記念物のニホンザラー今ー野生にけえされ、数も体もすっかりスリムになって、自然の中で百八十頭ぐれえ棲息しとるがな。」