

| <桃太郎>「瀬戸大橋がでけて、けえからてえげえのもんが変わるんじゃろうなあ!」
<爺さま>「霧がでえれえ深かった、昭和三十(一九五五)年五月十一日の午前七時一分、この時刻ーはさんで異常なほどの霧笛がいつまでもいつまでもなあ、岡山の方まで泣くように鳴り響いとったんじゃ。今もそのこたあようおべえとるのう。紫雲丸遭難事故(百六十八人が死亡、その半数は修学旅行 の児童生徒)が起った日のことじゃがな。こりょう契機にして、瀬戸大橋架設機運が盛り上がってのう、昭和五十三年の着工 からほぼ十年かけて、昭和六十三(一九八八)年にでけた瀬戸大橋ゃー、海を渡る鉄道および国道として、四国坂出と本州児島を結んで、さらにこれえひきちぢいて今太平洋から日本海まで高速道で結ばれようとしとんじゃ。物、情報 、せえから人を運んでそこらじゅう一帯の関係をものすげえ密にすることじゃろう。」 |